黒猫が主人公の児童文学「ルドルフとイッパイアッテナ」を読みました
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Amazon Primeで「ルドルフとイッパイアッテナ」を見ました。
黒猫のルドルフが主人公のアニメーションです。
原作も読んでみたくなり、図書館で借りて、全4巻を読みました。
教養があるカッコいいトラねこ
「ルドルフとイッパイアッテナ」、「ルドルフともだちひとりだち」、「ルドルフといくねこくるねこ」、「ルドルフとスノーホワイト」は斉藤洋さん作、絵は杉浦範茂さんです。
岐阜県からトラックで東京にやってきたルドルフは、大きなトラねこと出会います。
ルドルフが名前を聞いたとき、トラねこが「おれの名前は、いっぱいあってな。」と言ったので、ルドルフは「イッパイアッテナ」という名前なのかと勘違いして、そう呼ぶようになります。トラねこは、人によっていろんな名前で呼ばれているんです。
イッパイアッテナは賢い猫で、ルドルフが給食のおばさんに黒猫だから縁起が悪いと言われたとき、「黒ねこがえんぎが悪いなんて迷信だ。そんなことをいまどき信じているのは教養がねえしょうこさ。」と言うところが好きです。
イッパイアッテナに面倒を見てもらいながら、ルドルフは成長していきます。
白猫のスノーホワイト
4巻でルドルフは長毛の白猫・スノーホワイトと一緒に冒険をします。
スノーホワイトはボスである兄が入院中、代わりに縄張りを守っているメス猫です。
スノーホワイトには座右の銘があります。
「<君子もとより窮す。小人は窮すればここにみだる>って、わたしはこのことばが好きでさ。自分もなるべく、そうしようと思ってるだけだよ。なかなかうまくいかないけどね。ま、わたしの座右の銘みたいなものね。」
孔子の言葉で、立派な人間だって困ることはあるけれど決してとりみだしたりはしないという意味だそうです。
ことわざがいくつも出てくるのも、お子さんには良いのではないかと思います。
アニメも良かったですが、原作も楽しめました。
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