Merci beaucoup,Toutouille
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パリに留学していたことがあります。ホームステイ先に猫がいて、仲良くしていたことを以前書きました。
Toutouille(トゥトゥイユ)というその猫の飼い主であるマダムが、Toutouilleが数ヶ月前に死んだことをメールで教えてくれました。がんだったそうです。14歳だったそうです。まだ若い・・・。
マダムはとても悲しいと書いてありました。気持ちはよく分かります。
数ヶ月前に読んだ風野真知雄さんの小説「歌川国芳猫づくし」には、主人公の歌川国芳が、飼い猫を失った悲しみを慮る場面があります。
飯どきに、あるいはふっと息を抜いて安らぐ時に、いつも膝の上にやって来た小さな生きもの。あの手触り。あの身体の柔らかさ。そして、どんな女もかなわない、あの「にゃぁーん」という甘えた声……。それは犬だってけなげで可愛い。鳥もなついてくれる。だが、猫にはかなわない。
たぶんすべての人間にとってあてはまることではないだろう。だが、ある種の人間にとって、猫という生きものは格別なのだ。
猫がいなくなったときの寂しさは、愛猫家でなければわかりはしない。猫といっしょに自分の膝までなくなってしまったような心持ちがするのだ。猫がいなくなると、猫に置いて行かれた気持ちになるのだ。「歌川国芳猫づくし」274ページより抜粋
Toutouilleはとても優しくて可愛らしいメス猫でした。言葉の通じない外国で、唯一言葉が通じなくても分かり合えたし、ずいぶん癒やされました。Toutouilleにはお世話になったので、ありがとうと言いたいです。
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