月刊『ねこ新聞』監修のエッセイ集「猫は迷探偵」を読みました
※ このブログではアフィリエイト広告を利用しています
51人の著名人たちが猫へのあふれる想いをつづったエッセイ集「猫は迷探偵」を読みました。
表紙は草むらにいる黒猫さんです。「私は猫ストーカー」の浅生ハルミンさんのイラストが可愛いです。
1994年に創刊された月刊「ねこ新聞」は、猫を題材とした大人感覚の新聞だそうです。
この本は単行本「猫は魔術師」と「猫は音楽を奏でる」を再編集し、新たに「ねこ新聞」のエッセイから11篇を加えて文庫化したものだそうです。
内館牧子さんの「うちのかま猫」で、取り立ててブスでもないが、可愛いとは言えない猫さんが美猫になったのが素晴らしいと思いました。
なぜ美しくなったか。私はハッキリとわかっている。毎日毎日、とことんほめたせいだ。
内館さんは脚本家なので、褒め言葉にはことかかないと思いますが、たしかに褒めると美しくなると思います。
私は自分が親にほめてもらえなかったので、猫たちを毎日ほめまくっています。そのせいもあって、うちの猫たちは可愛いです。(親バカですのでお許しください。)
森村誠一さんの「運命の猫」には感動しました。
あらゆる動物の中で猫が人間に最も近い位置にいるのは、犬のように目立った貢献はしないが、運命的な愛らしさを持っているからではないかと思った。人間と犬は紐(リード)で結ばれているが、人間と猫は運命の糸によって結ばれているような気がする。
運命的な愛らしさって良い表現ですよね。一緒に住んでいると気持ちが通じ合うし、猫さんの存在は愛そのもので、人間に寄り添ってくれるのもやさしいんですよね。
いろんな人が猫について書いているエッセイが収録されている本だと、悲しい話も含まれているので、何度か涙することになります。数名の方が21歳まで長生きした猫さんを飼っておられるので、うちのくまと同じ年だなと思いました。くまは目が開いていない時から育てたのもあって、運命の糸を感じます。
挿絵も浅生ハルミンさんなので、可愛いです。
レクタングル大
関連記事
-
-
【恵比寿】ギャラリー空箱(ソラノハコ)で「猫とその仲間たち」を見ました
恵比寿のギャラリーソラノハコで開催中の「猫とその仲間たち」を見に行きました。 >>>次の記事で、ワ
-
-
キジトラ白猫の木彫り猫のご感想
モデル募集に応募していただき、先日送った木彫り猫のご感想をいただきました。 モデルは、Yさんの
-
-
ヒグチユウコさんとキューライスさんの絵本「ながいながいねこのおかあさん」
絵本「ながいながいねこのおかあさん」を読みました。 文章はキューライスさん、絵はヒグチユウコさんで
-
-
【根津】ギャラリーマルヒ「動物図鑑の原画展」
昨日は根津にあるギャラリー・マルヒで石田武雄さんの動物の絵を見ました。 座敷蔵がある古民家ギャ
-
-
うちの猫をモデルに2本足で立つ木彫り猫を作りました
2本足で立つたまきとふみおの木彫り猫を、彫刻教室で作りました。 >>>リアル系の猫2体も同時に
-
-
久しぶりのアクリル画
パリに留学していたときは、アトリエで絵を描いていました。アクリル絵の具で油絵っぽい絵を描いていました
-
-
木彫りのサバトラ白猫さんを作りました
茶トラ白猫さんとセットで作ったサバトラ白猫さんを仕上げました。 写真で伝わるか分かりま
-
-
安田ジョージ展「路地裏動物園」で木と布で作られた猫さんを見ました
根津・千駄木まつりに出かけ、近くを歩いていて、展覧会の案内を見つけました。 ギャラリーマルヒで
-
-
西條奈加さんの小説「猫の傀儡」を読みました
日本の小説をよく読みます。気に入った作家さんができると、作品を一気に読みます。 最近は、西條奈加さ
-
-
【谷中】開館50年記念特別展「猫百態―朝倉彫塑館の猫たち―」
好きで何度か訪れている谷中の朝倉彫塑館で、開館50年記念特別展「猫百態―朝倉彫塑館の猫たち―」が開催
レクタングル大
- PREV
- 初めて見かけた「白山神社」のキジトラ白猫さん
- NEXT
- 売地でひなたぼっこする猫さん