足を開いたキジトラ猫さんを木彫りで作りました
いこいさん(@ikoiseitai20190221)ちのふくちゃんをモデルに作った2体の木彫り猫のうち、足を広げて座るポーズは難しかったです。
粘土で作成してから彫刻
ご希望のポーズのこの写真だけでは後ろなどがわからず作れないので、前に彫刻教室で作ったにゃんたまがある木彫り猫と同様、まず粘土で作ってみました。
石粉粘土を使いましたが、細かいところがうまく作れず、ひどい仕上がりでした。しかし、大体の形はわかりました。
ただ、木取りは失敗しました。デッサン力が無くて情けないのですが、本当はもっと左の足が内側だったんですよね。外に開きすぎました。あと、左足はもう少しボリュームを減らすべきでした。ちょっと膨らみすぎています。もっと早く気づくべきでした。
しかも、木口を彫ることになるので固くて固くて、こそげとるように少しずつ彫るしかありませんでした。
シナをアクリル絵具で着色
材料はシナ、着色はアクリル絵の具です。下地にいろんな色を使い、薄く塗り重ねました。
お腹の部分は、きっちり彫りすぎず、もやもやっとした毛の表現をしたかったんですが、まだまだだなと思います。
全体を一つの木で作ると、すごく大きな木が必要となるため、しっぽだけ別に作って接着してあります。別に作る方が、木目も変えられて強度が高くなるというのもあります。
長くてきれいなしっぽの先は丸めた形でとのことでした。爪楊枝をカットしたものを芯に使い、接着後にパテで周辺をならして自然に見えるようにしました。
足先は切り込みを入れ、肉球も彫ってみました。
裏側はこんな感じです。
難しいポーズでしたが、大好きなにゃんたまがあるし、作らせてもらえてうれしかったです。確実に経験値が上がったと思います。
いこいさんには何度もご確認いただき、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m
レクタングル大
関連記事
-
-
なぎなた刃の印刀を木彫り猫用に買いました
2月から通い始めた彫刻教室の先生は、仏師の家系の5代目です。 彫刻刀などの道具にも造詣が深く、研ぎ
-
-
保護猫カフェの長毛猫さんを木彫りで作りました
スコティッシュのこはだくんに続いて、サイベリアンのなめこくんの木彫り猫を作りました。 2匹は保
-
-
オーダー木彫り猫とモデルの猫さんとのお写真
以前作った保護猫カフェ「BAKENEKO CAFE」の猫さんがモデルの木彫り猫は、大変反響がありまし
-
-
OSMO(オスモ)でスタンプを作りました
初のイベント参加の前に、木彫りショップ「kumineco」のロゴをデザインしていただいたのですが、そ
-
-
香箱座りのキジトラ白猫さんを木彫りで作りました
香箱座りのキジトラ白猫さんを木彫りで作りました。モデルはいません。 シナをアクリル絵の
-
-
部分的に黒混じりの茶トラ猫さんを木彫りで作りました
木彫り猫のモデルさん募集にご応募いただいた猫さんの木彫りを作りました。 柚さんのおうち
-
-
オーバーオールを着た茶トラ白猫の木彫りを作りました
2本足で立つ木彫り猫を作りました。 モデルは茶トラ白猫のたまきです。たまきは何体も木彫り猫を作って
-
-
木彫り猫の下地材に「JO SONJA(ジョーソニア) オールパーパスシーラー」を買いました
木彫り猫を作る時は、アクリル絵の具を使って着色しています。 バンナイリョウジさんのワークショッ
-
-
木彫りで白猫のマグネットを作りました
バンナイリョウジさんのワークショップ「木彫り猫のブローチ作り」に参加したときに、猫の形の木材をひとつ
-
-
キジトラ猫さんの木彫り猫の試作品
キジトラ猫さんを木彫りで作りました。これは習作です。 キジトラ猫さんを作ることが多いで