群ようこさんの「パンとスープとネコ日和」を読んで号泣
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群ようこさんの小説「パンとスープとネコ日和」が原作となったドラマが、小林聡美さん主演で2013年に放送されていました。
原作を読み、ドラマを見ましたが、続編を読んでいなかったので、まとめて図書館で借りて読みました。
※以下、本の内容に触れていますので、知りたくない方は読まないでください。
キジトラ猫のたろちゃん
「パンとスープとネコ日和」の第2弾が「福も来た―パンとスープとネコ日和」で、その次が「優しい言葉―パンとスープとネコ日和」となっています。
主人公のアキコは唯一の身内の母を亡くし、編集者を辞めて、母がやっていた食堂を改装し、素材にこだわったサンドイッチとスープの店をオープンします。グレーのキジトラ猫のたろちゃんというオス猫を飼っています。
しかし、たろちゃんは若いのに、突然死んでしまうんです。そのことをすっかり忘れていて、お風呂で涙が止まりませんでした。。。
いつも一緒に半身浴するたまきは、この時はなぜかいませんでした。
猫が逃げるほど号泣
2013年に読んだ時のメモをEvernoteで検索すると、こう書いてありました。
「ドラマの原作なので読んだが、途中でたろちゃんが急死してしまい号泣。たまきが逃げていったほど。死んだあとの後悔が辛い。」
たまきはビビリなところがあって、物音とかに敏感です。私がテレビで野球観戦をしていて、広島カープが得点を入れた時に大声で喜んでいたらびっくりして逃げていきます。
「パンとスープとネコ日和」 を読んだときも、私が号泣しているのにびっくりしてたまきは逃げたようですね(・_・;) 申し訳ないことをしました。
楽しかったことだけ思い出す
一人暮らしのアキコはたろちゃんが死んで、悲しみ、悔やみます。くまを亡くしたあとだけに、よく気持ちが分かって、涙が止まりませんでした。
私もたまきがいなかったら本当に辛かったと思います。
アキコはお寺の住職の奥さんに、こう言われます。
動物は人間と違って、生死を大して重要に考えていないらしい。なので愛情を持って飼ってくれた人には何の恨みも持っていないので、必要以上に悲しまれたり、飼い主が自分自身を責めたりすると、とても困ってしまうのだそうだ。
「ですから、楽しかったことだけ思い出して、ありがとうっていってあげるのが、あなたにとってもネコちゃんにとっても、いいんじゃないかしら。」
この言葉は、初めて読んだときにも心を打たれましたが、今も救われる気がします。
まだ読んでないのですが、「猫は、うれしかったことしか覚えていない」という本もありますよね。
今日でくまがいなくなって3ヶ月になります。
楽しかったことがいっぱいあるので、そのことをくまに感謝したいと思います。
たろちゃんとの悲しい別れのあと、たろちゃんにそっくりな猫さんがやってきます。
食べ物はおいしそうだし、ステキな小説です。
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