*

群ようこさんの「パンとスープとネコ日和」を読んで号泣

※ このブログではアフィリエイト広告を利用しています

公開日: : 猫本, 猫芸術

群ようこさんの小説「パンとスープとネコ日和」が原作となったドラマが、小林聡美さん主演で2013年に放送されていました。

原作を読み、ドラマを見ましたが、続編を読んでいなかったので、まとめて図書館で借りて読みました。

created by Rinker
バップ
¥6,717 (2025/08/18 10:01:42時点 Amazon調べ-詳細)

※以下、本の内容に触れていますので、知りたくない方は読まないでください。

キジトラ猫のたろちゃん

「パンとスープとネコ日和」の第2弾が「福も来た―パンとスープとネコ日和」で、その次が「優しい言葉―パンとスープとネコ日和」となっています。

パンとスープとネコ日和

主人公のアキコは唯一の身内の母を亡くし、編集者を辞めて、母がやっていた食堂を改装し、素材にこだわったサンドイッチとスープの店をオープンします。グレーのキジトラ猫のたろちゃんというオス猫を飼っています。

しかし、たろちゃんは若いのに、突然死んでしまうんです。そのことをすっかり忘れていて、お風呂で涙が止まりませんでした。。。

いつも一緒に半身浴するたまきは、この時はなぜかいませんでした。

風呂で爆睡するたまき

猫が逃げるほど号泣

2013年に読んだ時のメモをEvernoteで検索すると、こう書いてありました。

「ドラマの原作なので読んだが、途中でたろちゃんが急死してしまい号泣。たまきが逃げていったほど。死んだあとの後悔が辛い。」

たまきはビビリなところがあって、物音とかに敏感です。私がテレビで野球観戦をしていて、広島カープが得点を入れた時に大声で喜んでいたらびっくりして逃げていきます。

野球観戦

「パンとスープとネコ日和」 を読んだときも、私が号泣しているのにびっくりしてたまきは逃げたようですね(・_・;) 申し訳ないことをしました。

楽しかったことだけ思い出す

一人暮らしのアキコはたろちゃんが死んで、悲しみ、悔やみます。くまを亡くしたあとだけに、よく気持ちが分かって、涙が止まりませんでした。

私もたまきがいなかったら本当に辛かったと思います。

くまの骨壺

アキコはお寺の住職の奥さんに、こう言われます。

動物は人間と違って、生死を大して重要に考えていないらしい。なので愛情を持って飼ってくれた人には何の恨みも持っていないので、必要以上に悲しまれたり、飼い主が自分自身を責めたりすると、とても困ってしまうのだそうだ。
「ですから、楽しかったことだけ思い出して、ありがとうっていってあげるのが、あなたにとってもネコちゃんにとっても、いいんじゃないかしら。」

この言葉は、初めて読んだときにも心を打たれましたが、今も救われる気がします。

パンとスープとネコ日和より

まだ読んでないのですが、「猫は、うれしかったことしか覚えていない」という本もありますよね。

created by Rinker
¥1,247 (2025/08/18 14:14:37時点 Amazon調べ-詳細)

今日でくまがいなくなって3ヶ月になります。
楽しかったことがいっぱいあるので、そのことをくまに感謝したいと思います。

たろちゃんとの悲しい別れのあと、たろちゃんにそっくりな猫さんがやってきます。
食べ物はおいしそうだし、ステキな小説です。

created by Rinker
¥565 (2025/08/17 20:25:02時点 Amazon調べ-詳細)

レクタングル大

関連記事

茶トラ猫さんマグネット

タレ目の茶トラ猫さんのマグネットを木彫りで作りました

茶トラ猫さんのマグネットを作りました。 以前、浦和で見かけたこの猫さんがモデルです。

記事を読む

かなしきデブ猫ちゃん

愛媛を旅する猫さんの童話「かなしきデブ猫ちゃん」を読みました

「かなしきデブ猫ちゃん」という童話を読みました。早見和真さんの文章と、かのうかりんさんの絵が素晴らし

記事を読む

にゃんたまカレンダー

「開運! にゃんたまカレンダー」を買いました

芳澤ルミ子さんのねこたまの写真集「にゃんたま」が大好きです。 2021年の「開運! に

記事を読む

チョコレート屋のねこ

繊細なタッチの猫がステキな絵本「チョコレート屋のねこ」を読みました

「月刊猫とも新聞」の絵本特集で紹介されていた猫の絵本を読みました。 小さな村のチョコレート屋

記事を読む

棟方志功展

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」

先日、東京国立近代美術館で、「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」を観てきました。

記事を読む

白黒猫木彫り猫

白黒の子猫を木彫りで作りました

白黒猫の子猫を木彫りで作りました。 これもしばらく放置していたのですが、せっかく作ったので着色

記事を読む

昭和なねこ展

昭和のくらし博物館の「南伸坊の昭和なねこ」展を見に行きました②

「南伸坊の昭和なねこ」展を見に、昭和のくらし博物館へ行きました。11月29日まで開催中です。

記事を読む

たまきと招き猫

豪徳寺で「招き猫」を買いました

招き猫発祥の地と言われる「豪徳寺」に行ってきました。 境内には、招き猫が多数奉納されていました

記事を読む

2017-03-15 08.22.58

【横浜】大佛次郎記念館の「大佛次郎×ねこ写真展2017」を見に行きました

大佛次郎記念館で開催中の「大佛次郎×ねこ写真展2017」を見に行きました。 猫を愛した作家

記事を読む

今日も1日きみを見てた

「今日も一日きみを見てた」を読みました

好きな作家の一人である角田光代さんのエッセイ「今日も一日きみを見てた」を読みました。 漫画家の西原

記事を読む

レクタングル大

木彫りブローチ
第2回 木彫りのブローチ作りワークショップのお知らせ

9/19(金)~24(水)国分寺カフェスローでの個展開催中に、ワークシ

木彫りオーダー
木彫りのオーダーについて

木彫りを作っています。サイズは高さ9cmの手のひらサイズから高さ25c

またたびとあくびするふみお
「黒猫感謝の日」の黒猫とまたたび

旅のお土産で、ふみおにまたたびを買いました。福島県産のまたたびです。

窓ふみお
威嚇しなかった猫

一昨日から1泊2日で出かけていました。ふみおはひとりで留守番してもらい

キジトラ白猫さん
外猫さんに会える喜び

住宅街を歩いていて、ボックスの上でお休み中の猫さんを見かけました。けっ

美容室マヌルネコ
木彫りのマヌルネコさんとお出かけ

手のひらサイズの木彫りを作ることが多いです。見た目よりも軽いため、持ち

kumineco個展gururi
kumineco個展 「くみんの木彫り猫 〜No Cats, No Life〜」終了しました

8/7から今日まで開催した個展が無事に終了しました。 kuminec

→もっと見る

PAGE TOP ↑